おふろで感じたこと。
日本は戦争に負けた。というわけで敗戦国になった日本はさまざまな"処罰"を受けることになるが、たとえばA級戦犯の類は死刑になったりするなど、国家への罰が個人に転嫁されたが、
戦後の日本では、戦争をしたのは悪いことで、(当然それを遂行した軍人は大罪悪である)という暗黙の了解があったような気がする。その残滓として、現代日本の自衛隊への偏見のようなものが形作られたのではないかと思う。
平和条約を結んだ以上、戦勝国の国民による敗戦国への賠償請求は不可能となり、それは戦勝国の中で処理することになった。それと同時に、敗戦国の兵隊に存在した(と仮定される)戦争責任も免責されるべきではなかろうか。
軍隊は(クーデターなどの異常事態を除き)自ら行動を起こすことはできない。これを操縦する責任も権限も国家、つまり国会や大統領にある。だから、軍隊にはそもそも責任は無いのである。
でもなんとなく軍隊は悪いことをした、というような風潮があるのはどうかなあ、と。