はてブロは、購読しているブログが更新されていると翌日の8時ごろにまとめてメールで通知してくれる。便利だ。
このシステム、新聞みたいで面白い。読みたい人の記事を向こうから教えてくれるのでうれしい。遠い友達から手紙が来たときのような気持になる。
そういえば、ブログを"購読"するという言葉ができたころから、ブログとかのネット媒体を新聞や雑誌のような定期刊行物になぞらえて表現する意図はあったのだろうか。ブログのエントリの1単位を"記事"と表現するのも、新聞みたいで好きだ。
だれしもが記者になり、自らの主張を自由に好きなだけ表現できる時代。いい時代だと思う。だからこそ、言葉にともなう責任が大事だ。
自称・小学生による(そしてあまりにお粗末な顛末を含む)与党批判だとか、まとめサイトの恣意的でセンセーショナルに過ぎる態度とかが最近目に付くけれど、どうやらまだ文責とかがネットには根付いていないのだなという気がする。コピペ文化である。誰が書いたかではなくて何が書いてあるかの方が本質的には大事なのだけれど、だからといって主義主張を何の責任も無く流すのは道義的にどうなのという気もする。
なにかを啓蒙するというのはとても手間のかかることだ。ブログがそれを後押しする道具になることを願う。当事者に油を掛けたり水を掛けたりする傍観者ではなく、発信者となりたい。