これ
さいきんのオタなものはわりと嫌いで、オタクがどうというよりは、さいきん流行りのものはなんでも露骨に欲望(性的な)丸出しなのが下品だということだ
— 椛川 (@windymelt) 2016年4月19日
がわりと反響があったので、これについて書きたい。
今時のオタクグッズにかぎらず、ラノベからアニメのたぐいはみんな下品だとかんじていて、そういうものはすきではない。
なぜ下品なのかというと、それらのほとんどが人間の欲望をあまりに露骨に表現していて、しかもその欲望が幼稚だからだ。
露骨な欲望の例
- なんかモテモテになる
- ラッキーパンツをたくさんみる
- なにもしてないけど年下の後輩に告白されてうんたら
空想というのは、ある一定の仮想体系でつむぎだされる物語の帰結を楽しむものであって、人間の(だいたい性的な)欲望を露骨にえがくものではないようにおもう。 あまりに主観的で身勝手にできすぎている、幼稚な展開を私は憎む。醒めるわ。
むかしは露骨な表現がなかったといいたいのではない。かつてそれは「お色気」とよばれ、退屈しがちな物語におけるスパイスのような役割をはたしていたが、いまはそれが主役になってしまったと私はかんじている。 物語の軸を、欲望を満足させるためだけの消耗品のような描写とすりかえても物語は素敵なままでいられるのか?
手段が目的になっているのも問題におもう。 アニメでアニメをえがいてはいけないし、ラノベはラノベであってはいけない。ゲームがゲーム然としていてはいけない。 つまり内容がないというひとことにつきる。
だれかうまく表現してくれねえかなあ。