ところで僕はKB操作メインなので,マウスの左右ボタンとスクロールがあればのこりは余ってしまいます. Ubuntuデフォルトではトラックボール奥の左右がそれぞれ貼り付けと戻るになっていました.なんでだ. 戻るは便利なので,左側を変えたいな〜と思うようになりました.できれば閉じるキーとかにしたい.
より汎用的に使えるようにするために,Xに手を加えて左奥ボタンをCtrl_L r
に設定できたので手順を確認します.
xbindkeys/xteのインストール
xbindkeys
は,特定のXインプットでコマンドを呼び出すようにするツールです.xte
は,コマンドラインから特定のXインプットを擬似入力するツールです.
これらの二者を組合せ,以下の手順を行います.
xte
でCtrl_L r
が入力できるようにする.- マウスの左奥ボタンが押されたら
xbindkeys
がこれをトラップし,前掲のxteキーストロークを再現する.
では必要パッケージをインストールします.xte
は,xautomation
パッケージの一部です.
# Use your package manager $ sudo apt install xbindkeys xautomation
xevでマウスボタンの番号を確認する
xbindkeys
はボタンを番号でしか認識しないので,ボタン番号を確認します.
xev
を実行し,ウィンドウ上でボタンを押下し,端末にボタン番号が表示されることを確かめます.
$ xev (ウィンドウ上でボタンを押下する) ... state 0x0, button 2, same_screen YES
2番だということがわかりました.このボタン番号に,xbindkeys
でコマンドを束縛します.
xbindkeysがxteを起動するように設定する
xbindkeys
は設定ファイルで動作します.
~/.xbindkeysrc
を開きます.
# マウスボタン2が押下されたら,C-rを入力する "xte 'keydown Control_L' && xte 'key r' && xte 'keyup Control_L'" b:2
保存し,xbindkeys
を実行します.
$ xbindkeys
自動起動
~/.xinitrc
などに書くとよさそうです.