どこの家庭にもある消毒用アルコール剤として、うちでは健栄製薬の消毒用エタノールIPAを使っている。
画像を見たらあーこれねーと分かると思う。いかにも医院にありそうなデザインとフォルムが気に入っている。
で最近これが切れそうになっていたので新たにAmazonで調達しようと思っていたのだが、Amazonで以下の2つの消毒用エタノールが販売されておりどちらも同じ会社のもの。
- 消毒用エタノールIP
- 消毒用エタノールIPA
説明文を見ても殆んど同一の内容が記載されているし、Yahoo! 知恵袋を見てもWikipediaのコピペみたいなゴミ情報量ゼロの回答があるだけで、何も分からなくて困っていた。
するとAmazonの質問項目のコーナーで以下のような説明を発見した。パーマリンクが怪しいので直接コピペして以下に引用(強調は筆者)する。
IPとIPAの違い 定番消毒用エタノールです。 発売・製造元は消毒液日本国内トップシェアの健栄製薬です。 保湿効果などはありませんが、手指消毒用としても使用可能です。 主な使用用途としては、手すりやドアノブ、テーブル・ボタン類などの消毒です。 もちろん、まな板や包丁などのキッチン用品、冷蔵庫内などにも使用可能です。
■消毒用エタノールIP(第3類医薬品)と消毒用エタノールIPA(指定医薬部外品)の違い 健栄製薬HPにもある通り、「消毒用エタノール」と「消毒用エタノールIP」についての違いは 前者が酒税対象、後者がイソプロパノールを微量配合した酒税のかからないもの、という説明がされています。 では、「消毒用エタノールIP」と「消毒用エタノールIPA」の違いは?
健栄製薬に直接問い合わせしたところ、 内容成分は同じ、使用方法も同じで第3類医薬品は薬局等のみで販売が可能な製品だが医薬品が扱えない販売店でも扱えるように指定医薬部外品として販売をしている。 とのご回答いただきました。
つまり 全く同じ商品だけど、 法律上の第3類医薬品を売るには資格が必要だから 指定医薬部外品にして資格なくてもネットとかで売れるようにしているよー ということのようです。
もしIPとIPAのどちらかを検討している方は 「安いほう」を選んで問題ありません。 IPのほうが実売は高いですが、ネットのショップによってはIPAより安くセット売りされている場合もあります。
2021年6月現在、詰替え用ボトルが最安値400円程度から(10本セットなどの1本あたりの価格) アスクル・ロハコなどでも本体が700円前後、詰替え用が500円前後で販売されております。(5本セットの場合)
健栄製薬が工場フル稼働で製造し続けているようで、たまにネットでも欠品したりしますが、比較的すぐ入荷する状況が続いております。 去年とは大違いですね。
おかげさまで都内の薬局でも健栄製薬の消毒液を頻繁に見かけるようになりました。 第3類医薬品の場合は、たいていレジ裏に陳列されており、直接店員さんに商品名指定して買う方法が多いです。 店によってはレジ近くの棚に展開されている場合もあります。 また必ずしも消毒液コーナーに無い場合もあり、絆創膏コーナーの端っこに陳列している店舗も見たことがあります。
ちなみに都内の薬局で無作為に価格の確認したところ、 実売価格はIPスプレー付きが1,000円前後、IP本体のみが800円前後でした。(酒税対象の「消毒用エタノール」は1,300円ほどでした) IP・IPAいずれにせよ1,000円程度までが適正価格だと考えます。
各メーカーの増産により、消毒液市場は潤沢な在庫が戻ってきており、消費者側も製品を選べるようになりました。 もし消毒液で迷っている方は、最も販売実績のある健栄製薬の製品をおすすめいたします。
とのことだった。要するに消毒用エタノールIPは第3類医薬品だが消毒用エタノールIPAは指定医薬部外品で、前者は薬局等でしか販売できないので法的な扱いだけ変更して別名で後者を売っているということだ。確かに前者のほうはAmazonでもドラッグストアっぽい店しか売っていないようだ。
おそらく、「IP」のほうに"「ケンエー」"と小さく書かれてるのは医薬品である都合そうなっているのだと思う(医薬品によくある名前のフォーマットだ)。
対してIPAのほうはドラストではなさそうな店でも売っている。
というわけでどっち買っても一緒である。
助かったついでに↓で買うと僕も10円くらい儲かります。もしよければどうぞ・・・