Lambdaカクテル

京都在住Webエンジニアの日記です

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他人のコードを読むときは頭の中で補助線を引いてから読むと良い(かも)

コードレビューなどで他人のコードを読むときに気付きがあったのでメモしておく。

自分は従来コードレビューなどで他人のコードを読むときは、ざっとdescriptionを読んでからコードをじっと追いかけるという読み方をしていたけど、これには限界があった。結局このコードが何をしたいのかという手掛かりがないので、差分が大きい場合はよくわからなくなってしまうのだ。ぜんぜん分からない数学のテストを受けているみたいになってしまう。

そこで、ふと考えの転換があって、いったんdescriptionを読んでから、どういうことを実装者はしたいのかな〜ということを想像して、こうするだろうなという補助線をあらかじめ頭の中で引いてからコードを読むようにしたところ、かなりコードが読めるようになってきた。

これは自分にとって結構大きな発見だった。 自分は高校時代数学が非常に苦手で、よくわかっていない一方でどんどん授業は進んでいくので、とにかく数式とか問題文をじっと見てそこから何かを見出そうとする、みたいな読み方をするようになってしまっていたのかもしれない。 言い換えると、コードの最小単位をずっと読んでいれば全て理解できるといった還元主義的な思考に陥っていたのかもしれない。実際は、実装者の意図やアーキテクチャのようなより大きな構造があって、その補助線がなければ、正確に書いた人の意図を読み取ることができないのだろうと思う。

友達が言ってたけれど、知識とは円環状のネットワークになっていて、中心となる究極の知識といったものはなくて、それぞれのピースが互いに噛み合うなかでぼんやりとした「ある知識体系」が出現するのだという。コードを読むときも、それは同じかもしれないなと思った。

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