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京都在住Webエンジニアの日記です

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ARCHISS Maestro TKL (キーボード)を買った

キーボードを買い替えた。ARCHISSというブランドのテンキーレス・US配列・メカニカルという、まぁ同業者(?)の中ではポピュラーだが世間一般的には全然そんなことはないような仕様のやつだ。

箱から出したばかりだとこんな感じ。

前代はというとFILCOのMajestouchを購入して使っていた。もう2年前になる。昔からテンキーレス派だ。

blog.3qe.us

Majestouchも良いキーボードだった。安定して動いてくれたし特段不満はなかった。強いて言うならちょっとBluetoothの接続が不安定だった。あとめちゃくちゃ使い込んだのでWASDキーまわりのコーティング?が剥げてきてツルツルになっていた。

どちらかといえば基本的にずっと家で使うものなので有線でいいかと思い直し、もうBluetoothキーボードは使わないこととした。Bluetoothだと構成要素が増えてしまい、例えば乾電池の残量が気がかりになるし、要素が増えるということは何かあったときに壊れる確率が上がっていくということだ。使わない機能で故障リスクを上げたくない。

自分はソフトウェアエンジニアをやっていて、しかも趣味でApexとかゲームをよくやるのでキーボードは毎日負荷掛けまくりである。あまりにハードに毎日使っているものだからついにShiftキーまわりにガタがきてしまった。単体では問題なく作用するけれど3キーくらいで組み合わせると2キーしか認識しないというヘンな壊れ方をしてしまった。

blog.3qe.us

これだと仕事にならないのでいったん引退してもらった。しばらくは予備のHHKBを使っていたけれど軽いので長時間利用するとけっこう疲れてくる。筐体が少しずつ移動してしまうし、それなりに箱鳴りしてしまうのだ。

Maestro TKL

色々探しているとArchisiteという会社が作っているARCHISS Maestro TKLというキーボードを発見した。TKLというのはテンキーレスという意味。

archisite.co.jp

これが自分が求めていた諸々の要件をうまく満たせていたので購入することにした。

  • テンキーレスであること
  • US配列であること
  • 今回は赤軸を使いたかった
  • テンキーレスだがファンクションキーやPage Up / Page Downキーなどは欲しい
  • ケーブルをキーボード側からも脱着できること
  • Caps Lockの位置にCtrlがある、もしくは設定でCaps LockをCtrlにできること

購入は公式通販サイトから行った。丁寧にすぐ発送してもらえた。

加えて、キーキャップをカスタムするパーツを買った。

良い点

MaestroはARCHISSシリーズの中でも高価格帯のモデルなだけあって、全体的によく作り込まれていて高品質に感じる。全体的に塗装は艶消しで統一されていて品がある。ワンポイントでエスケープキーが赤のキーキャップになっているのも面白い(通常のキーキャップも付属している)。

よく見るとケーブルを横出し可能な形になっているのが非常に良いと感じた。HHKBでは前方にしかケーブルを出せず狭いデスクだと結構取り回しに難儀したのだがMaestroではよく考えられていると感じる。

打鍵音もgentleな感じで良い。コトコトという赤軸の快活ながらも控え目な音が響いて心地良い。

キーキャップは一般的なものより肉厚で、かつ対摩耗性の高い素材で作られているため、打鍵したときの安定感がかなり良い。昇華印刷という手法で印字されているらしく、長いこと使っても文字が薄くなることはなさそう。キーキャップの手触りも良い。

筐体の剛性もしっかりしていて、またキーボードをティルトさせるスタンドにはゴムキャップがついているので非常に安定している。筐体そのものは梨地仕上げになっていて大変上品な印象だ。

スペースキーが引っかかる感じもなくスムースに打鍵できるのも良い。自分は日本語入力にSKKを利用し、なおかつスペースキーをシフトキーとしても利用するように設定している(SandS)のでものすごい数スペースキーを叩くことになる。スペースキーの打鍵のスムーズさは死活問題だ。

気になる点

実用上は全く問題無いのだが、一部のキーキャップに少しバリが残っている。よく見たら気付くという程度なのでまぁあまり気にすることはないと思う。この価格でこのクオリティのキーボードを出せるなら全然大丈夫。

Escキーとバックティックのキーを入れ替えられないのが個人的にはマイナスポイントだ。といってもこれはMajestouchくらいでしか対応していないと思う。将来のファームアップデートで万一対応されたら大喜びという感じ。

デスクの照明をつけているとキーキャップに反射拡散してやや文字が見辛いような気がする。キーキャップがグレーだからコントラストが下がってしまうのかもしれない。まぁしょうがない。

WindowsキーのかわりにCmdというキーキャップも付属しているのだが、個人的にはどのOSでも使えるような記号だけのキーも用意してほしかった。例えばHHKBでは菱形ボタンがあったりする。

総評

まだ一日使っただけだが使い勝手は非常に良く、大満足のキーボードだ。毎日のヘヴィーユースにも耐えてくれるであろう安心感がありながら、この手の本格キーボードとしては結構お手軽な価格になっているのも特異なポイントだと思う。

良い買い物をしたと思う。友達にもファンが多いメーカーなので応援したい。

キャリーケースも販売しているようなので買ってみようかと思っている。

ギャラリー

EnterキーとShiftキーを別売品にカスタムし、CtrlキーとCapslockキーを入れ替えてある(元々のCtrlキーにCapsLockキーキャップをつけるのを忘れてしまった)。

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