Standard NotesをLinuxから使うと、Key Repeat機能が暴走して、手を放してもずっとカーソルが移動し続けたり、さらに悪いことには、バックスペースが外れなくなってどんどん文字列を削除していくことがあった。確かにこれはある意味セキュアだが、そういうことじゃないんだよな。
これはStandard Notesの問題かと思ったが、GIMPやInkscapeでも発生する。色々調べてみたところ、これはibus-skkの問題のようだった。ibus-skkとは、LinuxでSKKという日本語入力方式をするためのプログラムだ。
つまりどういうことかというと、まずGNOMEにはキーリピート機能があり、キーをっ押しっぱにしたらそのキーを連続送信してくれる。 そして、この機能とibus-skkがケンカをしてしまって暴走してしまうようだった。
ちなみにこの設定はGNOMEのアクセシビリティの設定からアクセスできるし、シェルから
% gsettings set org.gnome.desktop.peripherals.keyboard repeat false
を設定することで切ることができる。
ひとまず、この設定を切ればカーソルが暴走することはなくなる。そのかわり、当然ながらキーリピート機能は使えなくなるので、シェルでカーソルを移動させるときは頑張ってCtrl+bなどを覚えましょう。Linuxにも詳しくなれてハッピー、という見方もできる。