この土日は比較的落ち着いた二日間にできた。とはいえ、ただパソコンをあまり開かずに読書に没頭する時間を、二時間ばかり持てたというだけのことだが。
読書をした
読書をしている間は心が落ち着く。最近は本を捉えるだけの集中力も持続できるようになった。良いことだと思う。できることなら、ずっとその集中力が続いて、本の中に入り、そのままその世界の端まで駆け抜けて行きたい。でもそうはならないので、だんだんと今いる部屋に意識が連れ戻される間隔が短くなり、ついに読めなくなってしまう。そのうち、本を読めない自分に苛立ってきてしまう。なんだか自分を責めすぎだと思う。
一人で暮らしていると、誰かと時間を潰せなくなる。適当に過ごす時間から大義が奪われる。何かを為さなければならない時間になってしまう。その威圧に飲み込まれがちだ。一人暮らしはそんなに良いものでもない。
アウトプット事情
最近はアウトプットをプライベートな日記にもあまりしなかった。頭の中が散らかっていて、その気になれなかった。特に重大な何かが身に降りかかったわけでもないのに、ためらいがちに心がそわそわするのを感じる。大切な何かを忘れていて、いずれそれが暴露されて苦しむのではないかという不安感が、霧のように視界を遮り、足元を惑わせる。
アウトプットすることで頭の中が片付くならそれがいいが、いざ頭の中の断片を拾い出すと、普段頭の中でもやもやしている観念が、意識の海面から姿を消してしまう。本来ならばここで踏ん張って釣り上げる努力をすべきなのかもしれない。だがそれに対する本能的な抵抗、忘れていた方が良かったかもしれないものを思い出させまいとする抵抗が髪の毛を引っ張って、意志をかき乱してしまう。
まあそれでも明日は来る。それでやっていくしかない。誇りを持ってやることをやるのが一番無害だ。
愚痴を言う
愚痴を言うのが下手だ。自分でも何を言っているのかわからなかったり、もっとひどいと何を言えば良いか分からなくて途方にくれることもある。それは単に悩んでいるだけで、原因も何もないのかもしれない。その境界線が分かればいいが、たいてい手遅れになって悩んでしまっている。悩みから目をそらすだけの心の広さがないから、笑顔でなだめていくしかない。
明日はもっといい一日になる。笑顔でいこう。