SKKで入力していて、たまたまミスタイプで>
を入力していたら、なぜか変換が走ってびっくりした。
ちょう> ↓ 超
役物を入力したら自動的に変換される機能があるからその一環かと思っていたけれど、>
自体は入力されていないので別の機能みたいだ。
TL;DR
- 接頭辞を変換するには、
接頭辞の読み>
で変換する- e.g.
Tyou>
→超
- e.g.
- 接尾辞を変換するには、接尾される漢字を確定するときに、
C-j
のかわりに>
を入力し、そのまま接尾辞の読みを入力して変換する- e.g.
Saga
→▼佐賀
→(ここで>
を入力する) →佐賀▽
→佐賀▽Ken
→佐賀県
- e.g.
マニュアルを読む
よくよく調べると、これは接頭辞を入力するための機能だった。接頭辞というのは偽-
とか弱-
みたいなやつのこと。
公式マニュアルにもこう書かれている。
5.5.3 接頭辞・接尾辞 接頭辞 (prefix)、接尾辞 (suffix) の入力のために特別な方法が用意されています。たとえば、「し」 の候補は沢山あり、「し」から「氏」を変換するのは、そのままでは効率が悪いです。接尾辞の「し」 ならば、「氏」や「市」が優先されるでしょう。 接頭辞・接尾辞は辞書の中では、‘>’ などで示されます。 >し /氏/ というエントリがあるとき、‘小林氏’を接尾辞入力を用いて、以下のように入力することができ ます。 K o b a y a s h i ------ Buffer: foo ------ ▽こばやし ⋆ ------ Buffer: foo ------ SPC ------ Buffer: foo ------ ▼小林 ⋆ ------ Buffer: foo ------ > ------ Buffer: foo ------ 小林▽>⋆ ------ Buffer: foo ------ s i ------ Buffer: foo ------ 小林▽>し ⋆ ------ Buffer: foo ------ SPC ------ Buffer: foo ------ 小林▼氏 ⋆ ------ Buffer: foo ------ C-j ------ Buffer: foo ------ 小林氏 ⋆ ------ Buffer: foo ------ 接頭辞も同様です。辞書に ちょう> /超/ というエントリがあるとき、‘超大型’ を接頭辞入力を用いて、以下のように入力することができ ます。 T y o u ------ Buffer: foo ------ ▽ちょう ⋆ ------ Buffer: foo ------ > ------ Buffer: foo ------ ▼超 ⋆ ------ Buffer: foo ------ O o g a t a ------ Buffer: foo ------ 超▽おおがた ⋆ ------ Buffer: foo ------ SPC ------ Buffer: foo ------ 超▼大型 ⋆ ------ Buffer: foo ------ C-j ------ Buffer: foo ------ 超大型 ⋆ ------ Buffer: foo ------ キー > を押しただけで、SPC が押されたかのように変換されます。他の接頭辞を選びたいとき は、SPC を押して下さい。
なるほど、辞書中で>
の存在があると特殊な扱いを受けられるように設計されているようだ。良くできているなと思った。実際自分もよく接頭辞や接尾辞の変換で手間取ったりしていたので、活用していきたい。