Lambdaカクテル

京都在住Webエンジニアの日記です

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電子レンジ買った(下に開くドアとターンテーブルについて)

電子レンジが壊れて,火花が出るようになったので捨ててしまった.

そこから数ヶ月電子レンジがない暮らしをしていて,とにかく大変で,暮らしの水準が昭和みたいな状態になっていた.例えば,普通は2分でチンすればよいインスタントごはんが,14分ボイルしなければならない,というありさまで,7倍時間を無駄にしている.我々は現代人だから,最も重要なリソースは時間のはずで,こんなことがあってはならないはず.

近所のヨドバシで3万円ちょっとになっていたので買った.大きくて,最大1000Wの出力を出せて,オーブンにもなるし,簡易版ではあるけれど水蒸気調理ができる,という便利グッズ.扉が下に開くのもポイントで,以前持っていた無印の電子レンジは,居間の方向にドアが開くので,いったん玄関側に移動しなければならないという状態だった.

下に開くことで,3次元空間から人間が自由になれるので,ほとんどの扉は下に開くようになってほしいと思った.冷蔵庫やドラム洗濯機も下に開いてほしい.でも下に開くと強度の問題が出るはずで,より強いトルクがかかることになるので,あまり大きな扉を下開きにすることはできない.たとえばマンションの玄関が下に開くと,20kgくらいある鉄の扉を支えるちょうつがいが必要で,するとちょうつがいの分さらに重くなってしまい,永遠にドアを閉めることができない.

ドアの話はまあよくて,これまでにない新機能として,オートメニューみたいなのが登場した.電子レンジの説明書にはレシピ集もついてきていて,この通りにすれば最高の料理が作れるという夢が語られている.経験上あまりこういう機能は使わない気がするけれど,とはいえ電子レンジで完結するならそれで良い気がする.このまま行くとホットクックを買うことになりそうで,同僚はいかにホットクックがすばらしいかを力説してくるけれど,いまだそのステージには至っていない.

そういえば平成から令和になる間にミドルレンジの価格帯の電子レンジからはターンテーブルがなくなっていて,フラットタイプになっていた.昭和から平成になる間にはレコードのターンテーブルが失われて,平成から令和になる間に電子レンジのターンテーブルが失われているので,ターンテーブルは失われる運命にあるといえそう.とはいえ現代社会でターンテーブル状の物体を見ることすらほぼ叶わず,せいぜい駐車場のターンテーブルや,鉄道のグルグルするやつ,航空レーダーくらいしか存在しないのではないか.回転すると部品が増えるし,掃除もしにくいと思う.このままどんどんターンテーブルを滅ぼすのが良さそう.

さらに言うと断熱性能も上がっていて,普通オーブンはピキピキに熱くなるはずで,けっこうまわりとのクリアランスを用意しないと壁ごと燃えて家がオーブンになってしまうのだけれど,現代ではそんなことはなく,一番大きな右側クリアランスで4.5cm,左側が1.5cm,背面に至っては謎のテクノロジーによって0cmになっていた.熱の閉じ込めは難しいはずで,断熱材かなにかの性能が上がっているのかもしれない.熱が逃げないということは効率も良くなるはずで,例えば断熱材が入った家では冬でも平気みたいな状態.家電は5年スパンくらいでしか購入しないので,突然技術の進歩を見せ付けられたり,突然日本メーカーが滅んでいたりする.いまのところ電子レンジは滅んでいないけど,家庭用テレビとかだと日本のテレビは滅びつつありそうで,例えて言うなら成人式で帰省したら数人もう死んでいる,みたいな感じ.

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