- 俺: リモートワーク
- 事業場*1規模: 1人
- 機械設備・有害物質の種類(起因物): 汁が残った油そばの容器、油
- 災害の種類(事故の型): なかなか取れない油との接触、部屋が臭くなる
- 被害者数
- 死亡者数:0人
- 休業者数:0人
- 不休者数:0人
- 行方不明者数:0人
- 嫌な気持ち: 1人
- 発生要因(物): 不安定な容器
- 発生要因(人): 不注意
- 発生要因(管理): 不安定な位置に容器を置く、空容器処分の不徹底
発生状況
災害発生当日、労働者Aは夕食をウーバーイーツの油そばとすることを決定し、作業机と同じ机を利用して一時間後油そばを完食したが、これによって発生した空容器を適切な方法で処分せず、後程処分することを企図して机に放置した。空容器には油そばの汁である油が残留しており、Aはこのことを認識していた。
数時間後、再び机で作業を行っていたAは、姿勢を変える際に油そばの残り汁が入ったプラ容器の位置に無意識に手を降ろしたところ、容器のへりに手が激突した。容器は激しく動揺し、同時にバランスを失って机から落下した。このとき容器がテコの原理で跳躍し、油が飛散した。Aはその油をかぶり、マジで嫌な気持ちになった。この際、近くのカーペット、マイク、プレステのコントローラなどが汚損した。部屋が臭くなり、ベタベタが取れるまでに時間を要した。
この事業所では、食後に食器や什器を撤収させる手順は規定されていなかった。また、たれが残るような食事において発生する残留物をティッシュに吸収させる等の手順を策定していなかった。
なお、自宅では、作業者に対する安全衛生教育、KYT、職長教育等を行っていなかった。
原因
この災害の原因としては、次のようなことが考えられる。
- 作業机と食事机が共通であったこと。
- 食べ終わった容器を机に放置していたこと。
- 机が比較的小さく、容器と手とが衝突しやすい位置にあったこと。
- 容器が軽かったためぶちまけやすい状態になっていたこと。
- 容器には汁が溜まっていたこと。
- 汁は油を多く含んでいたこと。
- 液体をこぼしたら困るものが近くに配置されていたこと。
対策
同種災害を防止するためには、次のような対策の徹底が必要である。
- ☆食べ終わったらすぐに容器を片付けること
- 汁が残るタイプだとどうすれば良い?シンクに流すと油が固まりがちで困っている
- 洗剤使って洗うと良いのでは
- つまるのは諦める。パイプユニッシュで腕力を使って解決する
- 机を広くすること。机を整理して広く保つこと。腕や椅子の回転半径には引っ掛かる物を置かないこと
- 机は高い
- 食事用のテーブルを分けること
- 部屋が狭い
- テーブルは高価で、独身会社員男性にとっては無用の長物
- ☆家にある重いどんぶりに一度移し替えてから食べることで安定性を高めること
- 丁寧な生活っぽくなるので楽しい(でも食べるのは油そば)
- すぐ食べたい
- 分厚くすると、冷えにくくなるというシナジーが得られる
- 加えてトレイを使うことで縁から滴った汁で机にダメージが入ることを防げる
- 机に粘着剤のなにかを使って何が何でも容器が浮かないようにすること
- 無理そう
- ☆汁を飲むこと
- 健康に悪いが最もアクションに移しやすい
- 結局少し飛び散るリスクを残す上、容器が軽くなってひっくり返るリスクが上がる
- 油ものを頼まない(油そばが好きなので不可能)こと
- 水物でも同じ帰結をたどり破滅が訪れるので無意味
- ☆汚すと困るものを近くに置かない(整理整頓する)(テーブルより高くに物を置けば回避できていた)こと
- コントローラハンガーの導入を検討する
- 床にカーペットを敷かない
- 机からゴミ箱の距離を開く
- ☆マイクを利き手側と反対側に配置する
- ☆万一こぼしても即応可能な拭き取りやすい素材・道具をスタンバイさせておくこと
- アルコールティッシュを超えるものがあまりない
- カーペットの素材は変えにくい
- 衣服はすぐ洗えた
- こぼすリスクを受け入れてファブリーズで対処すること
- ヌルヌルになることに変わりはないのでリスクは減らない
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*1:リモートワークの場合って自宅が事業場になるんですかね?