Lambdaカクテル

京都在住Webエンジニアの日記です

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ブルガダ型心電図 その1

持ち前の計画性の無さで伸ばしに伸ばしていた健康診断が遂にバリウムと一緒にやってきてしまい、下剤が体中を駆け巡って今俺の腹は爆発している。台風も来て気圧もテンションも下がるしこれ四月にちゃんと受けていればよかったな、本当は四月あたりで受けないといけなかったけどWeb予約なのをいいことに6月に受診してしまったなと反省。

人間ドックはフロアが違うから若者が減ってダンディーばかりだ。フロアにたどりついた俺はここでは俺が一番若いかもしれないな、などと考えていた矢先、視力やら心電図やら体脂肪率やらを測定させられて遂にバリウム地獄。渡されたパチモンのねるねるねるねみたいな粉末とパチモンのオイコスみたいな液体を飲まされて診察台の上でグルグル寝返りをうつことを指図される。

俺は科学館にある宇宙飛行士の訓練マシーンが好きだった。地元の科学館に行くたびに何度も乗っていた。俺は宇宙に行きたかった。今の俺はそれにベッドが付いたような拷問器具で苦しんでいる。バリウムは回転するって聞いてたけど俺も回転しなきゃいけないのかよ、などとテンションが下がっていると発泡が足りないからまたパチモンねるねを飲まされて胃がパツパツになり文字通り泡を食っているとグルグル回されて訓練終了。

心電図のゲルで腹がベチャベチャになってテンションが下がったところで採血が始まった。俺は採血が好きだ。男の人だと珍しいですね〜ってよく言われるけどけっこう血って出るんだな、割と赤黒いな、血糖値高いかな、などと冷静に分析してしまう。俺はネギ類が好きだから血液はサラサラだけど、俺の血液を輸血したらネギ臭が移るのかな。とか考えていると3本目の採血が終わり、次の検査に追い出された。

気付けばもう昼になるな、食券貰えるらしいけど本当かな、などと悠長な事を考えているが一向に最後の診察が始まらなくて人もまばらになっていき遂に自分一人が待合室のテレビを独占した頃、医者の診察が始まった。

「オメーの心電図マジおもしれー事になってんぜ!(大意)」と言われて、だから遅く呼び出されたのかなと思ったけど、医者曰くなんか昨年と違ってブルガダ型心電図っていう波形になってるらしくて、これ自体はちょっと珍しいけど、運悪くさらに珍しいことに発作が起こったら心臓止まって死ぬぜ!と無慈悲な宣告。でも実際に発作に至る人はまれで、多くの人は特に心配はいらないらしい。面白いことにこういう心電図は男性が特に多くて10:1で男が多いらしいぜ!一応オメーの心電図を専門医に送り付けてやるよ、という旨の説明を受けてそのまま帰された。30になってからこういう状態になることもあるんだな!

結局食券は貰えたけど病院で下剤を飲まされたから食事中に腹痛が起こってヤバかったし、駅でトイレに駆け込んだら和式しかなかったし、もう下剤は懲り懲りだよ〜(画面外から円が収縮していき、円の外側は黒く塗り潰され、首だけが円の内側に映される)、バリウムがしんどいって言うけど実際は下剤が一番しんどいってことが分かった。

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