Lambdaカクテル

京都在住Webエンジニアの日記です

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イーサリアムを買う体験

最近、Web3がなにかと話題になっている。雑な本がネット焚書にあって、インプレスは本を回収する騒ぎになった。それについてはどうでもいいので言及しない。

特に金儲けみたいな意図は全く無くて、単に買うとどうなるか試してみたくて買ってみた。

  • bitFlyerで購入
  • MetaMask上のウォレットに出金

という流れで買った。

自分のウォレットに送金されている様子はここで確認できる。

https://etherscan.io/tx/0x7980a944c2428fc0479eeebe139c7f482a3107be60591bd1266b3687b3922f84

bitFlyerは出金するために手数料が0.005ETHかかって、だいたい1000円くらい取られて高い。1000円送金するのに1000円かかっている状態で、もっと送金したらよかったけどそれだと損したくない気持ちが働くだろうから無視した。

ウォレットにはIDがあって、自分のは 0xc7b05e76f5A9ddfc0DD772C86A57dd921b360958 である。覚えられないので、パッとみて意図したウォレットかどうかを見分けるための、ウォレットアドレスを可視化してアイコンにするアルゴリズムがあったりするのがおもしろい。連絡先のアイコンが自動生成されるみたいな感じ。

送金はすぐ終わった。ビットコインは送金に結構時間がかかるイメージだったけどイーサリアムは数分で届いた。これなら、カレー屋さんで食べた建て替えの精算をやるのにギリギリ使えそうな速度感になるけど、価格変動が大きいからやめた方が良さそう。

自分のウォレットはMetaMaskというブラウザ拡張として動かせるウォレットで、恥ずかしながら知らなかったけどブラウザで動くウォレットとしてはデファクトスタンダードになってるっぽい。ブラウザにウォレットがあるという感覚が新鮮で面白いと思う。同僚を登録して1円送りつけたりして遊びたい。

https://chrome.google.com/webstore/detail/metamask/nkbihfbeogaeaoehlefnkodbefgpgknn?hl=ja

完全にイーサリアムの所有権が自分にあるという感じが面白い。厳密には少し違うのだろうけど。

また、Web3的世界観ではこのウォレットでそのままログインできるようになっているようで、先日かいたブログもこのウォレットでログインして書いた。ログイン基盤が完全に切り出されているのはかっこいい。ブログサービス側からすれば、ユーザが勝手に署名したリクエストを送りつけてくるので、それを検証するだけでよさそう。

https://mirror.xyz/0xc7b05e76f5A9ddfc0DD772C86A57dd921b360958/GC778Jjpv87EZarAdrdlNF38UKkbrg0j5_sh4ep288g

ブログをTwitterとリンクするときも、Twitter側が用意した連携機能を使うのではなく、ブログサービス側がトークンをウォレットに(ブラウザ上で)署名してもらって、それをユーザがTwitterに投稿する事で証明する、というメカニズムになっていてかっこよかった。アイデンティティを自分で管理しているという感じ。

Web3は胡散臭い人が沢山いて嫌な感じなのだけれど、テクノロジーとしては面白いので、金儲けみたいな感じの人を上手く避ければ楽しく遊べそうだと思う。でも、イーサリアムで検索すると値上がりは?儲かるの?みたいなブログしか出てこなくて最悪。

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