Mastodonには標準でWeb UIが装備されており、「上級者向けUI」を有効化するとそのままTweetdeck風のインターフェイスでMastodonを楽しむことができる。
当初はこれで十分だったのだが、最近Wildebeestというマストドン互換サーバをCloudflareが提供するようになり、手軽に自分のインスタンスを建立できる(月10ドルくらい)とあって面白そうだったので建立した。
しかしながらWildebeestにはWeb UIが存在しない。簡易的なTLが表示されるだけの画面があることを除けば、ほぼ純粋なActivityPubサーバなのだ。
そこで私は考えた。マルチアカウント対応で動作するTweetdeckライクなクライアントはないだろうか、と。
TheDesk
そう思ってるうちに自分のTLに流れてきたのがTheDeskだった。
The Deskは、以下のような特徴があるクライアントアプリケーションだ。
- Mastodonのクライアント
- Misskey対応しているようだ
- マルチアカウント可能
- Windows / Linux / macOSに対応しているマルチプラットフォーム
- テーマカラーをカスタム可能
- キーボードショートカット完備
- その他だいたいなんでも設定可能
実際にインストールしてみると、ほぼTweetDeck的な見た目でクオリティもかなり高く、サクサク動いてくれる。
テーマ
TheDeskおもしろ機能としてテーマ色を自由に設定可能というものがある。自分はGruvBoxテーマを自作して愛用している。
テーマはJSON5でエクスポート可能なので、好きなテーマを作ってシェアしてみるのも一興だ。
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寄付について
TheDeskは広告を入れておらず、完全に無償で動作している。開発者の方には頭が上がらない。
開発継続のためにも、もし良かったら寄付することをおすすめしたい。様々なプラットフォームからの寄付が可能だ。俺もやったんだからさ・・・
追記: Wildebeest連携
書き忘れていたが、Wildebeest側のOAuthのインターフェイスがヘボいのでAuthorizeボタンを押してもうまくTheDeskにログインできない。
Developer Consoleを使ってAuthorizeボタンを押したときのURLに含まれるtokenを無理矢理コピーし、TheDesk側のトークン入力欄にペーストするとログインできる……。