Lambdaカクテル

京都在住Webエンジニアの日記です

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さようなら、さようなら

薄々気付いている人もいたかもしれないけど、数日前からTwitterの利用はほぼ控えてマストドンで暮らしている。

mstdn.takuya-a.net

これにはいくつか理由がある。まず第一にTwitterでの文化が疲弊していてこれ以上面白いことは起こらないだろうなという諦念のようなものが浮かんできたこと、そしてイーロン・マスクがダマで非公式クライアントをBANし、コッソリ規約を書き換えたことに相当腹が立ったこと、まあそんなところ。

自分がTwitterを使いだしたのはかなり前のことで、東日本大震災があった時にもTwitterでたまげていた記憶があるので少なくとも12年は使っていることになる(途中でアカウントを消して同名で取得しなおしたりしているのでアカウントの画面に表示される利用開始年はこれと大きくずれている)。だからかなり愛着のあるサービスだし、これ以上使っているサービスとなるとそれこそGoogle検索くらいしか出てこないレベルだ(これは別件だが、最近はDuckDuckGoに移行している)。本当に長いこと使っていた。赤いパンダの面白ツイートをふぁぼったーで見たりしていた。

自分がTwitterを使い続けていたのは、その文化が好きだったことによる。比較的テック好きな人々が集まって、面白いものを見付けてきたり、良い記事を書いたり、Maker的なことをする人が集まっていて、自然と自分もその輪に加わりたかったというのがTwitterを使いはじめた大きな理由だった。その文化が続いている限りはずっと使い続けるつもりだった。

その一方、震災を契機にadvocacy的なスタンスで活動する人たちがどんどん流入するようになっていって、しだいにTwitterはなんらかの戦争を行うことが可能な場所として認知されはじめ、とうとう政治家同士がレスバするみたいな状態になってしまった。最近はTogetterに常駐している人たちが対立煽りまとめを量産し続け、鬱憤が溜まった人々同士がフェミニズムだとかなんだとかで間隙無い争いを続けて亀裂を深め、もう堪忍してくれと思っていたところにイーロン・マスクがやってきて、政治的な対立を演出して解雇の言い訳にするという行いをしてしまったので案の定対立煽りまとめが量産されて堪忍袋の尾が切れた。今も、暇空なんとかという人となんとかという団体とが最終戦争をやっていて、もうやめてくれとなっている。はだしのゲンの、ゲンの親父が、もう戦争はやめてくれーッと虚空に向かって叫んでいるシーンが、なんとなく分かるような気がする。

加えて、シャドウバンみたいな恣意的な情報の統制が行なわれている疑惑があったのも、信頼性を損ねた。自分はそういうのは嫌いだ。Twitterが編成しているトレンドとかに出てこないのはそんなものだと思うが、検索しても出てこないというのはかなり不誠実だと思った。

僕は対立の輪に加わって聖戦を断行したいわけじゃないし、戦いを生き甲斐にしているわけでもない。しかしTwitterはそういう人々のためのプラットフォームになることを自ら選んだのだと思ったし、だったら自分はそこから降りるしかない。Twitterは、もはや自ら作る人のためのプラットフォームではない。

マストドンでは、情報はあまり拡散しない。たいした検索機能もない。だからこそ、まあこれでいいかと思えている。これ以上インターネットのことを嫌いになりたくないので、もうこれでいいと思う。

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skyizwhite.dev

を見て、自分もTwitterへのはなむけを書いておこうかと思ったので、書いた。今までありがとう。あまり昔のことは知らないけれど、クジラが飛んでいたような時代から使っていて、ふぁぼ爆を体験し、まいんちゃん実況に遭遇し、リナカフェに行くことはついに叶わず、秋月パルスの動画を見て電子工作に興味を持ち、ネット越しに震災を体験したね。でももう行かなくてはならない。別れの時だ。

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