猛暑の夏、無味乾燥とした、だだっ広い夏休み。
幸せを感じる回路が最近磨り減っているように感じてしまう。
変な宗教が近づいてきたら、そのまま吸い込まれて消えそうだ。
暗沌とした部屋の片隅で、無造作に転がる。
ここには他にあるべきものが欠けている。
自分でも拾い上げられないような何かが、この部屋の地下に沈んでいる。
静止している。
むしろ「有る!」とするならば、それは悲しみか儚さか。
光も無ければ闇も無い。あるべきカオスもここには無い。
いったいこれが何になるというの?
寝て考えよう。