サーキュレータを買った。部屋が寒かったのを嘆いていたところ、サーキュレータでエアコンの暖気を循環させれば部屋全体が暖まるという情報を入手した。確かに、部屋の天井付近は暖まっているのに床付近は冷えているということがよくある。ちょうど今月の予算に余裕があったのでAmazonから安いのを購入した。そしたら最高だった。
日照不足と部屋の寒さは、貧乏大学生に重くのしかかる大きな辛さである。多くの大学生は、居を構えてからこのような事態に気が付くのだが、賃貸契約を交わした以上はもう遅い。なんとかしなければ肉体的・精神的に不調をきたす可能性がある。
まず日照が不足すれば精神的に重大な影響を及ぼす。冬場に話題となる季節性情動障害——すなわち所謂“冬季うつ”の原因は、日が短くなり太陽光を受ける時間が減少することが原因であると一説には言われる。
そして室温の低下は肉体活動に重大な影響を及ぼす。部屋が寒いがゆえに布団からの脱出もかなわず、単位を喪失する大学生がこの国に何人居るだろうか?部屋が寒いというだけで学生の活動は大きく損われてしまう。学習や執筆は極寒の環境では不可能だ。寒い部屋ではキーボードを打つ指がかじかんでろくに物が書けない。とかく寒い場所では人間は何もしたくなくなるのである。
環境は人に大きな影響を与えるということは経験的によく知られている通りであり、これらの問題は解決できるのであればすぐに解決するべきだが、悲しいことに日照不足の問題については引っ越すという選択肢以外には何も存在しない。しかしながら寒さの問題はそれなりの工夫と金で緩和することができる。幸運にもこの両方の問題を抱えている僕は、日照の問題を諦めて部屋の寒さの解決に注力することにした。
購入したのは【Amazon.co.jp限定】 ZEPEAL ゼピール サーキュレーター ホワイト DKS-20Wで、レビューを見ても概して高評価である。「Amazon.co.jp限定」という売り文句も購買意欲をそそる。色がホワイトのみというのがやや気になったが、黒い家電を買って成功したことが祿にないので大人しくホワイトで我慢する。ついでに書籍も何冊か購入したのだが、その話はまた後程。
購入が初めてということで、僕はサーキュレータにこんな疑問を持っていた。
- どの程度の音が発生するのか?
- どの程度の循環能力があるのか?
いくら空気を循環して部屋を暖めるのを助けるとしても、サーキュレータが騒音を発するようでは作業の妨げになる。僕がサーキュレータを買う第一の理由は学習や執筆、プログラミングなどのデスクワークの補助だ。手足が冷えては困るが集中を破られては困る。そしてサーキュレータがろくに空気を攪拌できなければ室温は上がらないから困る。だが今回購入したサーキュレータは、これらの疑問に全て答えてくれた。騒音はほぼ発生しない。空気はものすごく循環する。すくなくとも、小さな僕の部屋にとっては十分な性能だったといえる。
普段僕がエアコンで暖房を入れても部屋の床付近は暖まらなかったのだが、サーキュレータを動作させてからはその暖気が部屋に行き渡るようになり、机付近で測定する室温も数度上昇した。若干のモータ音が発生するが、最大出力より一段階下の「中」モードでさえ、図書館でも気にならない程度の音しか発生しない。僕としては大満足だ。買って良かったと思った。
今年の冬はコタツと加えてサーキュレータが活躍することになりそうだ。
【Amazon.co.jp限定】 ZEPEAL ゼピール サーキュレーター ホワイト DKS-20W
- 出版社/メーカー: ZEPEAL (ゼピール)
- 発売日: 2011/04/17
- メディア: ホーム&キッチン
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