Lambdaカクテル

京都在住Webエンジニアの日記です

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続²・目

あらすじ

右目がなんかおかしいので医者に行った。

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大学病院

目がおかしくなったけど目に異常はなかったので大学病院に行くことになってしまった。目がなんかおかしいな~というくらいの状態で大学病院に来てしまい、なんか申し訳ない。

京大病院めちゃデカい。普通に迷うし、子供が迷子になって絶叫してたりする。なんならタリーズとかある。けどうろうろしているのは白衣の先生で、なんかミスマッチで面白い。

というわけで来る人の人数もすごいから新幹線の待合室みたいに椅子がずらっと並べてあって、整理券をゲットしたらまずそこで待たなければならない。知床半島の事件とかがずっと巨大テレビ(それは人間の身長を優に越えている)で流れている。社長とおぼしき人が土下座をしていて、巨大な土下座を見てしまった。

で、呼び出されたら紹介状などを渡して、またしばらく待たされる。9時前には来いって言われてたけどこの段階で15分くらい過ぎてしまった。

しばらくするとまた呼び出されて、眼科はn階の角だからそこでまた待ってね、とフォワードされる。ALBのような病院だ。

眼科

病棟は、その角ごとに2つの標榜科があるという構造になっていて、例えば眼科の横には小児科があり、別の角には消化器科と別の科、という具合であった。小児科にはかわいいイラストが貼り付けられており、眼科はあらゆる標識・看板のフォントサイズが巨大で、コントラストが高かった。来る人間に最適化されていて、なるほどと思った。

眼科に到着すると、また眼科内部の待合室にフォワードされてしばらくそこで待機し、徹底的な目の検査が始まった。普通の眼科と比べて、先生たちも多くてなんだか賑やかである。回転寿司店のように、あらゆる箇所で、おそらく将来二度と見ないであろう機械がひしめきつつ、所定の仕事をこなしていた。

いつものやつ

第一の部屋に入れられた(ということは、第二の部屋もあるのだ。検査内容ごとに部屋が存在しているので、患者はそれらを移動することになる)。遠くにあるランドルト環をあれこれやるやつをやった。目自体は良いので、視力は1.5くらいある。これは普通に通過した。やっぱり機械は変形して、目に空気を吹きつけられた。1週間のうちに2回も目に空気を吹き付けられた人はそうそういないはずだ。(実際は両目を合わせて4回)

診察1

いったん診察が行われる。当然診察室には先生がいるのだが、大学病院なので、診察室が10部屋くらいあって、ずらりと直列に診察室が並んでいて、それぞれに巨大なフォント(柴犬の頭くらいの大きさである)で診察室1、診察室2、という紙が貼られていた。 巨大な数字がずらっと並んでいるという光景は、現実世界においてなかなか見ることがないので、かなり不気味だったが、フォントが丸ゴだったので、不気味程度で済んでいる。そもそも本質的に、病院は不気味である。

目の診察をするという都合上、部屋は上映前の映画館と同じくらいの暗さに保たれていて、医療ドラマみたいな雰囲気になっている。アストララーベめいて幾つもの腕を持った器具が机に固定されていて、その黒いめいめいの腕に光学機器を保持しており、医師の診察を助けている。ディスプレイアームの、より高度で、技巧的な範疇に属するものである。

でやはり眼底に光を当てられて、次の検査部屋に送られることとなる。今のところ、患者用の丸椅子が思っていたよりも低かったので座るときにビクッとなった以外には、驚くべきことはない。

ちなみに、検査室も同様に暗く、とはいえどこか学校っぽいので、学園祭のお化け屋敷めいた雰囲気をかもし出している。ちなみに廊下は明るいので、毎回ややびっくりする。お化け屋敷では見えてはならぬ物が見える場合について取り扱っているが、ここ眼科では見えるべきものが見えない場合について取り扱っているという違いがある。

レーザーふたたび

またもや目に赤いレーザーを当てられる。前回目にレーザーを当てられたときに、面白かったので機械の形状を憶えていたのだが、それと同様の形状だったので、ああこれから目にレーザーを当てられるのだ、という確信が当たったときに、小さな喜びを感じた。 本当に面白い体験なので、家にあの機械が欲しい。機械は謎の力で視線をトラッキングできているようで、視線の先に常に十字が出現するのがやや怖い。パトレイバーめいている。

視野検査

またしばらく待たされて(人生とは待つことである)、次の検査に移行する。次の検査は、上映開始後の映画館くらいの、つまり真っ暗な中で行われる。

読者のほとんどはこの検査を受けたことがなく、今後もないであろうから、状況を説明しなければならない。自分は椅子に座らされ、目の前にはパラボラアンテナ的な風貌のメカ(高校物理の実験器具といった感じの)が安置されている。メカには顎を置く場所があって、自分はちょうどパラボラの焦点あたりに目が来るように顎をセットさせられるのだ。検査しない側の目は目隠しをされ、右手には爆破を思わせるスイッチを握らされ、視線はパラボラの中心、穴が空いて光ファイバの先端から光が洩れている箇所を注視するよう指示される。メカはパラボラの様々な箇所にピンホールサイズの光点を出現させ、中心に向かって移動させてくるので、自分はそれが見えたタイミングで例の爆破スイッチを押すことを命じられているのだ。お分かりいただけましたか?僕も来年この文面を見ても思い出せる自信がありません。

この検査によって自分の視野がどのくらいの広がりを持っているのか、どのくらいの大きさの光なら視えているのか、盲点の大きさはどのくらいか、などが分かる。

そして、また例の目薬を両目に点眼され、どんどん視野が眩しく、ぼやけてきた。

目 写真 令和最新版

「目の写真を撮ります」と言われる。ここを覗いてくださいと言われるので覗いていると、普通にストロボが焚かれて、うわ眩しい!本当にあまりに写真撮影という感じだったのでたまげた。目というか網膜の写真を撮影されたのだが、やっていることは超マクロ撮影。

なにこれ??と思っている間に、また待合室に戻される。

診察2

さんざん取られたデータをもとに診察が行われるが、視野を測定したデータによると、大きな欠損は発生していないので、常識的に網膜の異常とみなせるほどではないということであった。これ以上どんどん大きくなるようであったらまた来てくれよな~、とのことであった。まあとにかく目には問題が無いことが分かったので良かった。目より上のレイヤは脳だけど、脳がおかしくなったらもっと劇的な症状が出るはずなので、今のところはこのままにしておく。網膜の写真がかっこ良かったので欲しかったけれど、多分もらえなそうなので黙っておいた。

帰宅

まぶしいまま診察を終え、会計(これもまた待たされた)を終えると家路に着くことになる。ただこれが眩しすぎて、30分後のバスにおとなしく乗っておけば良かったと後悔した。この日は夕方になるまで眩しすぎたので、マスクにサングラス着用の不審者として一日を過ごすことになった。

まとめ

4000円かかりました。

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