Lambdaカクテル

京都在住Webエンジニアの日記です

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Obsidian + ResiloSyncで編集環境を整える

最近Markdown編集ソフトウェアであるObsidianでブログなどの原稿を書くようになった。

blog.3qe.us

このソフトウェア自体は便利なのだが、マシンをまたいだ同期機能は有料という仕様になっており、そのためOSを切り替えて作業している時などにはちょっと面倒だという問題があった。当座はIPFSにファイルをアップしたりしてしのいでいたのだが、面倒だったのでなるだけ安く同期を行う方法を開発した。

ResiloSync

今回はResiloSyncというbittorrentベースのファイル同期ソフトウェアを使うことにした。元々はBittorrent Syncという名前で配布されていたものだが、いつのまにか名前が変わっていた。

www.resilio.com

このソフトウェアはbittorrentベースなので、サードパーティのサーバを経由させずに直接ファイルの同期が可能だ。そのかわりファイルの同期には「同時に2つのノードが起動していなければならない」という制約が伴うのだが、FreeBSD自宅サーバの力を借りることでこの問題を解消する。ありがたいことに、ResiloSyncはFreeBSDを公式にサポートしているのだ。

自宅サーバは常時起動しているので、これが仲介役となっていつでもファイルが同期されるという仕組みだ。使い勝手としては、通信プロトコルにbittorrentを使ったファイルサーバのような感じになる。

自宅サーバにResiloSyncを立ち上げ、WebUIを設定すると、ブラウザから共有まわりの設定が行えるようになる。自宅サーバ内の特定のディレクトリを読み書き可能な設定で共有し、そのキーをWindowsやLinuxのクライアントで読み込ませるという感じになる。

面白いことに、このソフトウェアはもともと遠隔地にあるファイルの同期のために作られているので、勝手にNATを越えることができる。そのため、スタバで原稿を書いていても勝手にmarkdownが同期され、自宅サーバに収まっている。たぶん通信プロトコルは暗号化されているだろうから、割と安心して使えている。惜しむらくは、ソフトウェアはフリーミアムなので永遠に無料で使えるかは不明なところ。まあそれはObsidianも一緒なので、しょうがないか。

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