晩秋の空に照らされて高いところから白い煙を吹き出す鈍色のチューブと鉄骨を時速250キロですり抜けながら、おれは紅白ぺぱ合戦に向かっていた。空はぽかんと晴れていた。銀髪になりつつある富士山が拝めそうだったが、窓が反対側で足しか見えなかった。Conn…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。