Lambdaカクテル

京都在住Webエンジニアの日記です

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『インターステラー』観てきた

GIGAZINEとかで話題になっていたので、先日『インターステラー』を観てきた。近所に映画館が無いので、電車で1時間かかる別の市にある映画館まで行かなければならなかった。

感想

映画の感想を結論から言うと、面白かった。単純にSFアクションとしてビジュアルのみに着目して観たとしても、壮麗なCGとメカが十分に満足させてくれる。物語の鍵であるワームホールブラックホールの映像表現も、映画制作に理論物理学者が携わっていて科学的考証のあたりが非常に(もちろん映画の性質で無茶している部分もあるが)正確なので興味深く観ることができた。もちろん科学的考証は映像のみならず様々な部分で表れているので、細かい演出がされているとニンマリしてしまう。また映画の主要なテーマである、父娘の絆とか科学者の使命感とその犠牲とのギャップとかもしっかりと描かれているので、2方向から観客を揺さぶりにくる作品だった。メカの挙動とかを観て「すげーーー!!!」ってなっているところで唐突にショッキングな感情を抉って泣かせに来たりするので危ない。

ただ、尺が長すぎて尻が痛くなった。3時間も要るか?と後から感じたが、映画の上映中は完全にストーリーに呑まれて全くそういう事に思い至らなかった。そういう意味でも良い映画だと思う。DVDが出たら買いたい。

ところでこの作品、随所に過去のSF作品へのオマージュが見られる。あまりネタバレになると良くないので観た人だけが分かるように書けば、「ああ〜これ2001年宇宙の旅やん!!」というシーンが沢山ありました。というか全体的に壮大な音楽が流れていてこれも『2001年』ぽかった。例の光のシャワーを見せられるのではないかとヒヤヒヤするシーンにも遭遇した。主人公がスターチャイルドとかに進化しなくて良かった。

CGはつかわない

監督はCGがあまり好きではないらしく、この作品の宇宙船のシーンはCGを抑えてできるだけカメラで撮影している。わざわざ宇宙船のセットを作ったり、劇中のコーン畑を再現するためにわざわざウン万平米の土地を用意してコーンを植えたりしている。わけがわからない。撮影にフィルムカメラを使ったり、色々とこだわりまくっている。そのこだわりが映画を良い方向に向かせているのは確かだと思う。そのためか「あ〜これCGじゃん」というガッカリはほぼ無かった。宇宙モノでそれ言うかという感じではあるけれど。

どうでもいいこと

割とどうでもいいことだけれど、日本版トレイラー映像の最後で「インター・・・ステラァ・・・(ドヤッ)」てタイトルコールするのが死ぬ程ダサかったのでやめてほしい。

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