どう頑張っても眠れないし睡眠周期が後ろに倒れ続けてしまう。無理して起きたりしているせいで毎日疲労にまみれていて、夕方になると少しましになってくる。なぜこうなったのかも分からないし、これが治るのか治らないのかも分からないし、病院の予約は取れないし、最近はただ絶望の海をぷかぷか浮いているような感じで生きている。生きているというか死んでいないというだけだ。なんとか今日は頑張ろう、という意欲も最近は削げてきて、喋る死体がプログラミングしているような感じ。自分がどんどん投げやりになっていて、眠れないことに変わりはなくて、誰を憎んだらよいかわからず、ただ自分だけがその責任を取り続けている。貯金がたくさんあったら全部放り出してしばらく楽になるのだが、そんなものはないから働き続ける。頼れる親もない。誰も頼れない。頼ったところで眠れない起きられないのはお前の責任だと言われるだけなのだ。無力感が点滴のようにじんわりと身体に染み込んでいく。体調において無力なので、世の中に対しても無力感を抱えていく自分に気付く。世の中を変えようという気持ちがなくなる。どうにでもなればいい。ただ、自分はうまく脳が眠くなるための機能が壊れていて、そのことに何もできず、ただ夜は怒りが湧き、計画をして目的を達成しよう、自己をよくしようというモチベーションすらも消えていくということだ。何もしたくない。何もしたくないのだが、問題は世の中は何もしないことを許してくれないということだ。部屋に住むだけで金がかかり、生きているから飯を喰らわなければならない。なんかもううんざりしているのだ。どうすればよいかも分からないのだ。あきらかに、よく眠れていない事が精神に不調を与えている。
ついでに肋骨も折れていて、これはもうしょうがないので病院に行く。こっちの病院は空いている。
自分の暮し向きがどんどん悪い方向へと転がっているようで、不安でたまらない。しかし、健康不安で困っている30代男性の居場所は社会に無いのだ。