ピの家にイケアの

イケア特有の若干雑な公差により電動ドリルで頑張りながらネジを打ち込む必要があったが、30分くらいで完成した。
ペルヨハンは特に塗装もされていないパインの集成材で作られているので、触るとザリザリするしかなり荒削りのクオリティになっている。イケア的には、後はお客様が勝手に塗るなり焼くなりしてくれ、ということらしい。塗装されていないプラモを買ってきたと思ったら納得がいく。
無塗装の木材はそのままで美しいうえ、お気に入りの色の塗料を1、2回塗布して自分らしく仕上げることもできます
そういうわけで、折角なので塗装にチャレンジすることにした。
塗ると何が良いのか
そもそも、なんでわざわざ塗るのか?といえば、以下のようなメリットがある:
- 単純に見た目が良くなり、好きな色にできる
- 汚れや水分、虫に強くなる
例えばウレタンやワックスは水分に強い。オイルはそんなに強くないが油なので素の状態よりは強い。
塗装に必要な道具
いろいろなYouTubeの動画を見て勉強した。塗装材料にはオイル、ワックス、ウレタンやニスなど色々なものがあるけれど、今回はしっとり仕上がるオイル仕上げを選ぶことにした。オイルは木材に浸透してから固まるという特徴があり、逆にワックスは表面に塗膜を作って固まるという特徴がある。
- ワトコオイル 200ml
- 塗ったところ、一番小さいサイズでちょうど良いくらいだった
- 今回はミディアムウォルナットを選択した
- 万能刷毛 5cm
- オイル系は万能刷毛というのがあればだいたいOKらしい
- 刷毛のサイズが大きければ大きいほど広い面積を塗りやすい代わりに、狭い箇所は不得手になる
- 今回のような用途では5cmでよい
- ちなみに刷毛はうすめ液で洗浄しなければ固まるのだが、そんなに高いもんでもないので今回は使い捨てることにした
- バーベキュー用アルミ皿
- オイルをこれに溜めてから刷毛につけていく
- 専用品もあるが今回はこれでいいや
- 若干ひっくり返りやすいので留意しよう(一敗)
- 耐水ペーパー
- 280番 (事前の砥ぎに利用)
- 600番 (仕上げのウエット研磨に利用)
- ウエス
- 浮いてきたオイルを拭いたりと、とにかく必要
- 自分は家にあったワイプオールで間に合った
- ブルーシート
- 風呂場で塗ることにしたので養生のために使った
- 遠足用に持ってたのを転用
- ゴム手袋
- これがないとひっくり返せなくて詰むぞ!
- 適当な段ボール
- あったらうれしい
- 乾かすときに床との間に挟んでおく

全部揃えたらイスと同じ値段になってる気がするけれど気にしない。
やすりがける
まずは280番の荒いほうの紙やすりで表面を研いでいく。これは大きなササクレなどの粗い傷を潰すのと、綺麗すぎる表面をある程度傷つけてオイルが浸透しやすくする役割がある。角の尖っていたりする部分もこのへんで綺麗にしておく。手で触って尖った場所やチクチクした違和感がないくらいに削れたら良いということにした。ちなみに紙やすりは基本的に木目の方向に沿ってかけるのがセオリー。あとは勘でいい感じにする。全面を綺麗にし終わったら次へ。
塗る
めちゃくちゃ部屋がシンナー臭くなる覚悟をして(ちゃんと換気できる場所でやりましょう)色を塗っていく。最初は小口などの狭い部位から塗っていくと良いらしい。たぶん失敗してもなんとかなる場所だからだと思う。刷毛にたくさんつけてだぶだぶ塗っていく。

塗り終わった。本当は塗ってから組み立てたほうが良いような気もするが、あまり気にしない。いったん塗り終わったら15分ほど待ち、吸いきれていないオイルをウエスでよく拭き取る。 ちなみにこの時点で汗だくになっている。
1時間ほど乾燥させる。
今度は二度塗りを行う。これを行うと表面が非常に綺麗になるので、オイル塗装では基本的に二度塗りがセオリー。前回よりは薄めに刷毛にオイルをとり、全体にオイルを塗る。塗りきったらすぐに600番の耐水ペーパーで濡れたままの表面をゴシゴシ磨いていく。こうすることでオイルを吸って膨らんだりしてできたササクレが削れ、できた木の粉がオイルと混ざってコンクリートのような役割を果たすことになる。これが今度は木の表面の溝や凹んでいる場所に塗り込められていき表面がどんどん綺麗になるという寸法だ。この工程をウエット研磨と呼ぶそうだ。ウエット研磨中は漆を塗ったような液体がべったり付くことになる。
ウエット研磨を全面に行ったら今度はウエスで綺麗に拭き取る。これで二度塗りは完了。あとは基本的に乾燥させるだけなのだが、ワトコオイルの主成分である亜麻仁油が硬化する必要があるため、最終的に利用できるようになるまで24時間ほどかかる(24時間は臭いということでもある)。この過程でも木材が吸いきれなかったオイルが滲み出てくるので、定期的にウエスでしっかり擦って拭き取る。24時間経過して、ウエスで拭いても色移りしないことが確認できてから利用できるようになる。自分の場合は念のため2日くらい放置した。
できた
これが

こうじゃ

木目が非常に美しく仕上がったので嬉しい。集成材なので木材の部分によってオイルの吸い具合が違うことから若干色がバラついているが、それもまた味。手触りも元々のペルヨハンとは大違いで、サラサラになった。明らかに光沢が増していて、高級感がある。
みんなもチャレンジしてみてくれ



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