Lambdaカクテル

京都在住Webエンジニアの日記です

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悲しみの海に溺れないようにしておくと良い

Web系のエンジニアとして糊口を凌ぐようになってから5年ほど経ち、そこそこ仕事ができるようになってきた自負があるのだが、見上げてみればキリがなく、爆速で進捗を出す先輩エンジニアのふもとまで届く気がしない。ロケットのような推進力が自分にもあればいいのにと思っても、自分の歩みはカヌーくらい。

ところで、身の回りでどんなエンジニアがうまくいっているのか、その特徴について考えると、色々大変なことがあってもしばらくするとケロッとしている人が多いように思う。めちゃくちゃな負荷やプライベートでしんどかったりしても(それはそれで大変なのだが)しばらくすると何事もなかったかのように仕事をやっていたり、いつも通りOSSを書いていたりする。そういう復帰力はこれまで意識したことが無かった。思い返せば、だいたい嫌な事があった日はぐったりしているし、その週もあまり調子が出ずじまいで、とうとう土日も寝ていたりする。

こういった様々なマイナスの影響を人間の精神的な回転力に及ぼす事象を「悲しみ」という月並な単語で言い表してみると、うまくいっている人々は不幸にも悲しみの海に転落したとて、しばらくすると素早く這い上がってきて、また普段の暮らしに戻る。精神的な漂着物を残さずに、とっとと切り上げて通常運行に復帰してしまう。

悲しみには正当な理由があってしかるべきで、それを突き止めなければならず、それが解消されるまで問題は無くならないのだという考えが根深い自分にとっては、なんともありがたい話。人生は楽しんでナンボなのであって、悲しむために暮らしているわけではない。即座に平常に復帰できる暮らしをしていると、とにかく良さそう。

令和は激動の時代で、疫病が流行ったり、戦争が起こったりしている。実際に起こっていることなのだから目を背けるわけにもいかず、悲しい気持ちになるかもしれない。難しい事かもしれないが、ひとしきり悲しんだ後は、それでも悲しみの海から上がって、あっけらかんとして過ごすのが、世の中全体の精神的な健康を保てるのではないか、とか思うのであった。

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