日本でも結構話題になってたと思うけど、Nothing Phoneが最近ようやく日本でも発売開始されて、それなりに流通しだしている。
自分はいちはやくゲットしたかったのでスペインのAmazonで購入したんだけど、スペイン人がのんびりしているのか、なんの事情があるのか、結局日本発売よりも遅いタイミングで到着してしまった。
箱が面白くて、チョコボールの封のあのビニールとか、ポッキーの箱みたいに、ビリビリと一周させて開封するようになっている。
すると、本体とアクセサリー類を引っ張り出せる引き出しが登場して、超かっこいいスマホがお目見えするという仕掛けになっていて面白い。
完全にNothingの手玉に取られているというか、わくわくを感じさせるように演出が設計されているな~と思う。面白い。
うおーうおー
背面はカメラが2発付いていて(個人的にはカメラ1つで十分という派閥)、非接触充電等のメカニズムが思いきり表現されている。こういうのがメカ好きの心をな~くすぐるんだよな~~。
サイドまわりは、まあ至って普通という感じ。スマホのサイドにそんなに突飛なものは求めていないので、これで良い…………という感じ。意外だったのは厚さで、手持ちのiPad Pro(11インチ)よりもちょっと厚かった。公式ページによると、Nothing Phoneの厚さは8.3 mmだ。充電ポートが樹脂らしきもので保護されているのも、丁寧な印象がある(最近のスマホはだいたいそうなのだろうか?)。まあ、このへんはだいたいiPhoneみたいな感じのディテール。
触ってみた所感
大手通信会社で購入できるスマホにありがちなプリインストールアプリはほぼ無く、至って快適な普通のAndroidという感じ。充電したりすると謎のエフェクトが画面に発生するなど、OSのレベルでは細やかな調整が行われているっぽい。
ホーム画面に戻るために画面を下から上にスワイプするiOS風の操作が可能なのだけれど、これをやろうとすると画面表面の保護フィルムにちょっと引っかかる感じがあるのがちょっと気になったポイント。
そういえば、スマホを買うとたいていPINを交換するための器具が付いてくるけれど、Nothing Phoneはかなりシッカリした器具が付帯してきて素敵と思った。よくあるやつだと曲がっちゃうんだよね。
基本的に、デザインが奇抜という以外には至って普通の、何の変哲もない、しっかりしたスマホという印象。ちょっと重いような気がするけど(193.5 g)。OSの振舞いは育ちが良い感じで、滅茶苦茶な挙動をしない感じがする。道具として素直な印象がある。
ちなみに、指紋認証が画面下部に隠されていて、タッチすることでロック解除できたりする。NFCはあるけどFellicaはないという、まあよくある構成。
Glyph Interface
Nothing Phoneの最大の売りはこの謎機能。通知とか着信があったときに、適当なパターンで光らせることができる。今のところ、結構かっこいいじゃん、という印象がある(ワイヤレス充電中は表を向けなければならないので、見られないけど)。
本当はもっと色々なパターンがあるけど、意図して通知を出すのが大変で、録画も大変なので、1パターンだけ紹介する。
Discordとかでメッセージが来るとこのパターンで光って、面白い音がする。未知の機械みたいな振舞いをする。ちなみに光度は調節可能だし、切ることもできるので映画館で顰蹙を買うこともなさそう。
ちなみに、カメラの照明をオンにするとカメラ横のフラッシュライトが光るのだけれど、それの代替としてGlyphをすべて光らせることができる。どういう意図で使うのかは謎だけど、面光源に近付くので陰影が柔らかくなると思う。カメラの画質は、まあすごく普通。ソニーのセンサが入っている。ソニーのミドルレンジくらいのスマホの写真が撮れるくらいのイメージでよいと思う。
おわり
最終的に、ちみたんのロック画面にしていつものマイスマホになりました。よかったですね。んーでもやっぱりちょっと分厚いかな……(Oppo R11sを使っていたので)。
これまで、スマホを買ってめちゃくちゃワクワクするみたいなことは(最初に買ったiPhone 3Gを除けば)あまり無かったのだけれど、Nothing Phoneは別格で、謎のオモチャみたいな感じがすごくあって、遊び心があって良いと思う。