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京都在住Webエンジニアの日記です

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医者は肝臓のイラストレーションが上手い

昔父親が体調を悪くして近所の病院についていったことがあった。

病気のことは割愛するが、問題は診察室で一種の奇跡を見たことである。かかりつけの医者は内臓の解説をするために、製薬会社のノベルティ然としたボールペンをやおら取り出すと、「ここに肝臓があって、ここに胆嚢があって」みたいな図をチラシかなんかの裏に描きだした。その一発で適当に生み出されたイラストレーションが唸るほど堪能で、医学書が手から印刷されてきたようなインパクトがあった。見惚れるほど臓器のイラストレーションが上手な人間というのも面白いと思ったが、「その肝臓のイラストレーションをください」という訳にもいかないので、特に何も言わずに説明を聞いて帰った。ボールペンも、ボールペン冥利に尽きると思ったことだろう。

帰った後でその話をしたら、やはり父親も同じような事を思ったらしかった。

思えば、手塚治虫も医学部を出ていたりしたなあ、ということを鑑みると、やはり医者は臓器のイラストレーションが上手になるものなのだろうか。それとも、たまたま絵心のある医者が実家の近所に住んでいたのだろうか。将来自分が病院にかかったら、肝臓のイラストレーションがどのくらい上手か確認しておこうと思う。

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